音の日

音は音でも今日はおばけの音について。

私にとっておばけの音は「ヒュードロドロ」でも「もんがー」でもなく、「とんとんとん」です。これはドアをノックする音なんですが。

私が小学生だったころの遊戯にこんなのがありました。
かごめと同じく、中心に1人(オニ?)、目を閉じて座らせて、
周りを手をつないで歌いながら回るのです。
♪あぶくたった 煮え立った煮えたかどうだか
食べてみよ むしゃむしゃむしゃ まだ煮えない
あぶくたった 煮え立った煮えたかどうだか
食べてみよ むしゃむしゃむしゃ もう煮えた
おうちへ帰って 戸棚へいれて 鍵をかけて
お布団敷いて ねましょ♪
ここで、回転はとまり、オニとの掛け合いが始まります。
「とんとんとん」とオニが言うと、周囲が「何の音?」と聞き返します。 
ここでオニが「風の音」とか「お父さんが帰ってきた音」とか、「とんとんとん」に対する通常の答えを提示すると、周りは「あ〜よかった」と返事を返すのです。

記憶はおぼろげですが、この掛け合いが適当に続いて最後に
「とんとんとん 何の音?」に対してオニが「おばけの音」と返したら、
周りは輪になった手を外して飛び散り、それをオニが追いかけるのです。

たぶん、推測ですが、これって周りを鍋に見立てて
真ん中の子を食べてるんですよね。
で、その料理しあがった子を戸棚に入れておくと、夜になってお化けになって帰ってくるという・・・。いまから考えると、なんだか怖い雰囲気がします。
カニバリズムとオカルトと(大げさ!)
だから、私にとってはおばけの音は「とんとんとん」なんです。

今日のごんち****

靴下に穴があいてました・・。

★今日の毒書★
新編日本文学史 第一学習社 いわゆる、教科書ってやつです。
現役高校生のときはほとんど開きませんでしたが、いま読み直すと
おもしろい・・。