さあ、出陣だ。
思い起こせば、ソウルオリンピック。
まだそのころはトヨタにいた
眼鏡の捕手にココロ奪われたのは、たしか・・中学生の夏。
その後は坂道を転がるように、見渡せば虎ばかりのアウェイの地で
はるか東方の燕にあこがれ続けた。
ゲームの内容より、いつもずっと、ホームベースの後ろだけを見てた。
中学・高校・大学・社会人になってからも
マスクから見える眼鏡とその奥の瞳に
惹かれ続けた。
私のココロが少しづつ、違うものを追い求めだしたのは
監督兼任しだしてから。
監督としてではなく、選手としての
27番を見てたかったのかもしれない。
いつか、聖地神宮でホームゲームをみたら
タブン、卒業できる。
そんな思いを抱くようになったその矢先、
偶然なのか、必然なのか。
とうとう、18年の選手生活に幕を下ろすときがきた。
背番号とおなじ27年、頑張って欲しいと思ってたけど
ここらが潮時なのかもしれない。
同じく、18年の思いの集大成をかざるべく、
私も聖地に臨みます。
さあ、出陣だ。